今年の1月に製作した6463全段差動PPミニワッター2016アンプになりますが
いくつかの修正が必要で時間が掛かりましたが完成しました。
費用を抑える為にラジオ少年のAMP-1DXキット電源トランスを使用しましたが
タイ製の電源トランス 180V 120mAタップでは ※作例では春日無線KmB90F 185V AC80mA
B電源が30V程低く、本来の性能が出ていないためラジオ少年 BT-2H-DXに交換しました。
200V 100ｍAタップを使用し作例通りの240Vになりました。
本機のB電源の総消費電流は65mAあり
DC62ｍAあたり？のトランスなので B巻き線の定格オーバーですが
ヒーター巻き線側に 余裕があるので大丈夫だと思います。
つぎに2SK117のドレン電圧が 一つだけ1V程低い問題
L 19.27V 19.11V
R 19.57V 18.11V
ぺるけ師の 「オーディオ自作ヘルプ掲示板」にて質問し
真空管 内部の2つのユニットで一方が電流が流れやすいor一方が電流が流れにくい不良が発覚しました。
ヤフオクで試験済みとなっている 真空管を3本購入したんですが・・・
バンテック エレクトロニクスさんの
6463 IBM 1本900円に入れ替え ドレン電圧も改善しました。
【バンテック エレクトロニクス】 電子部品・真空管・真空管アンプ用パーツ販売 通販 (soundparts.jp)
L 18.98V 18.89V
R 18.59V 18.66V
不良の真空管は 8Ωのダミーロードを付けて簡易なテストを行いました。
400Hzの信号を入力してボリュームを徐々に上げて
スピーカー出力をテスターのACVレンジで左右を交互に測定しました。
2.0 1.9
2.1 2.0
2.2 2.1
2.3 2.2
2.4 2.3
2.5 2.4
2.6 2.5
2.6 2.6
2.7 2.7
2.8 2.8
2.9 2.9
2.9 3.0
3.0 3.0
左の数値が不良と思われる真空管です。
「正常であれば3Vくらいまで素直に上昇し、左右の差もほとんどない」
音を出して歪まなければ使えるとのことだったので予備として保管してあります。
完成した内部です。
今回は節約して作るコンセプトだったので使えるものは使ってと再利用のコンデンサやキット付属品の使われなかった部品たちを使いました。
シャーシと電源トランスは ラジオ少年 ＡＭＰ－１ＤＸが解体されたのを使いました。
指定の電源トランスで製作される方ならホームページどおりで問題ありませんが
ヒーターを6.3Vで点火する場合、4ピン-9ピンと5ピン-9ピン
片ユニットごとに6.3Vを点火する方法になりますので注意が必要です。
人生に音楽がある生活を (oゝд･o)ﾉ
2024/3/25
